相続コラム② 高齢社会と相続人の調査
最近は、高齢社会となり、80歳代、90歳代になって亡くなられる方が増えています。それ自体は、喜ばしいことですが、そうすると、既に配偶者も亡くなっている場合が多く、しかも、亡くなられた方にお子さんがいない場合には、兄弟姉妹が相続人になるため、高齢の兄弟姉妹が相続人になるケースが結構あります。
そうすると、例えば、高齢の兄弟姉妹が5人いたとして、そのうち1人が既に死亡していた場合には、死亡した人の子供が、代わりに相続人になります(その子供を代襲相続人といいます)。さて、こんなケースでは、往々にして、自分たちの兄弟姉妹とは行き来があるが、兄弟姉妹が亡くなった後は、その子供や配偶者とは、つきあいがなくなり、今どこに住んでいるのかも分からない、といったことが起こります。
このようなケースでは、全ての相続人が揃わないと、亡くなった方の預金を解約できなかったり、遺産分割協議ができなかったりと、相続問題が進まなくなってしまいます。そこで、亡くなった兄弟姉妹の戸籍謄本や住民票を調査したり、過去にいた居住地を調査したりして、捜し出すことが必要になります。
これは余談ですが、相続人調査の結果、亡くなった兄弟姉妹の子供と連絡がとれるようになり、それまで途絶えていた親戚づきあいが再会するという喜ばしいケースもあります。
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