事例⑪ 比較的スムーズに遠方にお住まいの相続人の方相手に、遺産分割協議が成立した事例
ご相談の背景
ご相談者は都内在住。母が亡くなったために相続が発生。
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相続人は兄と弟である自分の2名
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母とは事情により生前付き合いがなかった。
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母と同居していた兄(関西在住)から母死亡の連絡の後、遺産分割協議の通知書が届いた。
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遺産分割協議の通知によると母の遺産は3000万円程度であるが、生前の事情により弟である自分には300万円しか取り分がない内容であった。
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そこで弁護士相談。
相談者の希望
①解決方法 | 早く解決したい。裁判ではなく交渉で解決したい。自分は兄と話したくないので弁護士に全て任せたい。 |
②弁護士費用 | 着手金はなるべく少額にして欲しい。理由は、どれだけ遺産が貰えるか分からず、遠方のため出張費用等もかかる可能性があるため。 |
③遺産の分け方 | 土地は要らない。全て現金で取得したい。生前母と付き合いがなかった事や、兄が母の面倒を見ていた事は真実だが、兄は、10年前に父が亡くなった際、色々理由を付けて殆どの遺産を相続した。自分はそのときの兄のやり方に不満を持っている。よって今回の母の相続においては、法的に納得の行く遺産分割をしたい。 |
実際の解決方法
①弁護士費用 | 事案を検討した結果、争点が少なく、早期に解決する可能性もあると思ったため、最低着手金でお請けしました。 |
②問題点 | 問題だったのは、兄の主張が強硬だったため裁判所を利用することなく交渉での解決が可能かどうかでした。また、何度か兄の居る関西まで出向いて直接話し合いをする必要があると思われた点も懸念されました。 |
③解決 |
しかし、結果として交渉で解決でき、又、一度も関西に出張する必要もなく、期間も半年程度で解決出来ました。その理由として大きかったのは、相手に弁護士が付いた事と、その弁護士との間で裁判所を利用したのとほぼ同様の解決が図れた事でした。
話し合いの過程では、母や兄との長年にわたる怨恨を蒸し返す事になりましたが、そのような膿を出しながら、法的な主張を弁護士同士で闘わせながら、最後はお互い譲れる部分は譲り合い、こちら(弟)が約1000万円の遺産を取得することで協議が成立しました。 |
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